
BOLT
Journal
-contents-
01. 「ボルトライン」ってどんな商品?
02. 鳶職人の声:「ボルトラインで、確認作業が劇的にラクになった!」
03. 施工管理者にもメリット多数
04. 従来のマーカーペンの限界と課題
05. ボルトラインは“人の差”をなくす
07. 第一ボールトが提供する理由
現場での“締め忘れ”・・・それ、命取りです
建設現場では、わずかな締結ミスが命に関わる事故につながることがあります。
とくに高所での作業が多い鳶職や鉄骨建方の現場では、「あのボルトは本締めしたか?」「トルクレンチの締め忘れはないか?」という確認作業が日々の課題です。
そんな中、「本締めしたかどうか」がひと目で分かる、魔法のようなアイテムが登場しました。
その名も――ボルトライン(Boltline)。
「ボルトライン」ってどんな製品?
ボルトラインは、シャチハタ株式会社が開発したマーキング専用のインキ(油性顔料)と専用容器で構成される製品です。 高力ボルトの本締め完了後、ボルトとナット、座金に一直線にマーキングすることで「このボルトは適切に締結された」という証拠を視覚化できます。
一次締め→マーキング→本締めの一連の工程は、高力ボルト締付の手順として、ボルトの種類に関わらず共通するもので遵守されなければなりません。
鳶職人の声:「ボルトラインで、確認作業が劇的にラクになった!」
ある鉄骨工事会社の鳶職人(50代)はこう話します。
「正直、前までは締結後にチョークやマーカーで印をつけたり、シールを貼ることもあった。でもチョークは消えるし、逆にマーカーは消えないし滲んだり、シールは剥がれるし…現場の厳しい環境じゃ無理がある。時には適当に線を引くこともある。 ボルトラインはとにかく消えにくい。しかもワンタッチで線が引けるし、誰がやっても同じ。トルクレンチ持ち替える必要もなく、作業効率も段違いだよ。」
施工後の検査や第三者チェックでも、「このボルトは本締め済み」と一目でわかるため、報告・記録作業もスムーズになったとのこと。
施工管理者にもメリット多数
施工管理側から見ても、ボルトライン導入の効果は大きいです。
視覚的に「本締め済み」が判断可能
締結漏れのリスクを大幅に低減。熟練者が一目で確認できるだけでなく、経験の浅い作業者でもすぐに把握可能。
記録写真が「エビデンス」になる
マーキングされたボルトの写真を撮るだけで、「いつ、誰が、どのボルトを締めたか」の証拠を明示できます。
教育・指導にも活用
新人職人にも、「マーキングの線がズレていたら、ナットが緩んだ証拠になる」と伝えるだけで、自然と締結品質への意識が高まる。
NETISのVEに登録された商品である(登録番号:SK-220010-VE)
国土交通省が運用するNETIS(新技術情報提供システム)のVE評価に登録され、その技術が実際に公共工事などで使用され、その有用性が評価されています。
従来のマーカーペンの限界と課題
これまでの現場では、「専用のマーカーペン(油性ペン)」によるマーキングが一般的でした。
安価で入手しやすく、手軽に使用できることから、今でも多くの現場で採用されています。
しかし、実際の現場では、以下のような課題がたびたび指摘されてきました:
・熟練が必要:綺麗な一直線のマーキングは、経験を積んだ作業者でないと安定して描けない。
・精度にばらつき:人によってマーキングの角度・太さ・長さがバラバラで、品質管理が難しい。
・大量作業が非効率:1現場で数千~数万本の高力ボルトに印をつけるのは、肉体的にも時間的にも大きな負担。
とくに鉄骨建方のように時間と精度が両方求められる現場では、「マーカーだけでは限界がある」という声が、職人・管理者の間で高まっていました。
ボルトラインは“人の差”をなくす
そこで登場したのがボルトラインです。 このツールは、「人の手作業でマーキングをする」という従来の常識をくつがえし、誰でも・簡単に・均一なマーキングができるように開発されました。
・ 専用ノズルで直線が自動で描ける
・ インクの量・線の太さが均一で美しい
・ 誰が使っても同じ仕上がりになるため、チェックや記録写真もスムーズ
つまり、“職人の腕”に頼っていた部分を、ツールの性能で均質化することができるのです。 これにより、施工ミスの低減だけでなく、作業効率・品質管理・工程短縮においても圧倒的な効果を発揮しています。

まとめ:“線を引くだけ”で、現場が変わる。
建設現場は一つ一つの工程が命を守る作業です。 ボルト一本の締め忘れが、大きな事故につながる――そのことを熟知している現場だからこそ、ボルトラインの力を最大限活かせます。
「締めたか?」「まだか?」ではなく――「見ればわかる」時代へ。
鳶職人も、施工管理者も。 安全を可視化する一本のラインが、現場をもっと確かなものにしてくれます。
第一ボールトが提供する理由
私たち第一ボールトは、「ねじからねじ以上の価値を」お届けすることを使命としています。
ボルトラインのような“締結の見える化”ツールは、単なる便利アイテムではなく、「現場の安全を守る最後の砦」でもあると考えています。
・ 「高力ボルトの施工管理を徹底したい」
・ 「若手にも品質意識を根付かせたい」
・ 「トレーサビリティ強化が求められている」
そんな声にお応えするべく、第一ボールトではボルトラインを常時在庫し、即納対応しております。
【お問い合わせ・ご注文はこちら】